推定無罪

DFFE5F2C-5F79-4C7E-84CF-8C7E4EC7B973.png 最近こういう記事を知った。
これを読んで、自分の仕事に責任をもたないレベルの低い看護師だなどとのコメントがあった。
私はまず、この記事の悪意に驚いた。

看護師3人感染ということだけが今判明している事実なのに、わざわざ「病院外で遊興」などという形容をタイトルにつける。
関東で、ホストクラブやキャバクラがスケープゴートにされているのに倣ったとしか思えない。

「大阪市内で夜通しパーティーに参加したり、カラオケに興じたりしており、県は感染経路と推定している。」

とあるのは、やっぱり都会の「夜の街は怖い、看護師ともあろうものがそんなところに行くのは不適切」という印象操作だ。
でも、どうして地域では簡単に特定されそうな個人のプライヴェートな行動が報道されなければいけないのだろうか。
クラスター発生ですらないというのに。
おまけに「推定している」だ。

犯罪に関わることですら、「推定無罪」の原則があるのに、感染の犠牲になった人を非難し、さらに、「遊興」という言葉で行動の是非を決めつけるなんて信じられない。この病院は「謝罪」して、新規患者の受け入れをストップするとか救急を閉鎖とか言っている。

日本では、Covid19にかかった人が自業自得という人が11%強もいて、イギリスの10倍というのを読んだけど、中東でテロの犠牲になったジャーナリストなどへの態度と同じだ。

フランスでも、医療関係者の感染は突出して多い。ストレスと過労で免疫力が低下しているだろうし、リスクも多い職場だ。
看護師が感染したからと言って、同情されこそしても、まるで迷惑かけたかのように後ろ指差されるなんてあり得ない。
知事が感染者のプライベートをコメントするなんて信じられない。
感染者でも継承者は自宅療養で、訪問看護師が毎日来てくれる。ネットでも特別のセンターとつながっている。

日本でも、実際は、「上級国民」とやらが一流レストランで「夜通し」会食して感染者が出てもそんなことは報道されない。
明らかなバイアス、特定の職種や地域が恣意的にバッシングされている。
バッシングされるのが怖いから、自己申告しない「濃厚接触者」もかなりいるようだ。不思議ではない。何しろ、陰性なら金を払い、陰性でも、連れ合いが感染した「濃厚接触者」というだけで、職場にいられなくなった人さえいる。

私は一般に日本が嫌だとかフランスがいいとかいう気は全くないけれど、こういう感染報道だけはあってはいけないと思う。
看護師のプライベートは守られるべきだし、病院が適切に予防措置を取るべき問題だ。

この看護師さんたち、看護師さんの御家族たちがいわれない罪悪感を持ったり萎縮されないことを願う。

フランスで秋の新学年から、看護、医療関係者への進学希望者がどっと増えた。頼もしい。

日本では、こんなだと、看護師のなり手、なくなるのでは?


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