コロナのフランス  石橋をたたいて渡る

外出規制解除からほぼ一か月過ぎて、フランスではウィルスは「アンダー・コントロール」と言われて、さすがに、子供たちの学校の衛生基準を緩和してもよいという話になった。もうずいぶん前から小児科医たちは、こどもたちにソーシャル・ディスタンシングを守らせたりマスクをつけさせたり、教師がマスクをつけたりするのはトラウマになりかねない、と表明していた。

クラスターは追うことができていて、医療現場もリラックスしている。(それでも日本の毎日の感染者数がフランスでは毎日の死者数だ。)

先月19日に、3ヶ月ぶりで主治医の所に行ったら、マスクはしていたけれど、普通だったし、もうひと月もCovid19の症状はみていない、と言っていた。

それなのに、もう6 月だというのに日本の知人が驚くべきことを書いていた。
死者も感染者も東京と比べ物にならないし、私の住む「パリ地方」と比べればそれこそゼロに等しいと思えるような県に住んでいる方だ。

タクシーで来るように指示され、県立医療センターに行ったら、医師はマスクに防護服、防護シールドで、喉や鼻の検査もしてくれず、新型コロナ感染について「この冬はおそらくすごいことになりそうです。」と言われた。9月ならまだいいだろうということで、次の予約が9月になったという。

確かに日本は「院内感染」が問題になっているようだけれど、フランスでさえアンダー・コントロールと言っている今の状況での完全武装って、それこ来院者のトラウマになりそうだ。

そして「第二派」の脅威。

スペイン風邪の経緯のせいかもしれないけれど、いろいろな状況が違う。
ウィルスが変異しても強毒化する可能性は少ないという説もある。

それなのにまだ「完全装備」でもう「第二派の警告」って。
「石橋をたたいて渡る」
という言葉が浮かんでしまった。

今年初めから「自粛」を重ねてきた高齢者が一息つけるタイミングがなさすぎる。

不安が身体症状となって不眠や呼吸困難をひき起こすケースもあるそうだ。

コロナ禍の世界的な狂騒は、私たちから、「生」も「死」も取り上げてしまった。

フランスでの救いは、秋からの新学年での進路希望で、看護系、医療系の志望がぐんと増えたというニュースだ。
自分たちの直接なリスクは少ないのにこの異様なパニックを体験した若者たちが、役に立つ仕事、生きがいのある仕事として医療を選ぶ。

中学生や高校生も医学部志望を口にする。
それでなくても、フランスの医学部生にはアフリカに行って「熱帯病」の医療をしたいという若者が少なくない。
アフリカに行かなくても、フランスで感染病の第一線で戦えることが分かった。

そう、「生きがい」なくして逼塞していては、「生き甲斐」も「死に甲斐」もない。、フ


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