近況報告、 疼痛性ジストロフィー、DSS の死。

仕事が立て込んでいてブログをご無沙汰していたのでひとこと。

もちろんまだ「治ってない」ので、ブログは終了しない。

昨日キネの最終セッションに行き、右は後15度、左は60度と言われた。

右は日常の生活には支障なく、ただ、

たとえば背中と後頭部を壁につけて立って、伸ばした右腕を前から上に挙げていくと、腕は耳にはかするけれど、手は後ろの壁をさわれない。何しろ「正常な腕」がないので自分では比較できないが、他の人にやってもらうとちゃんとさわれている。その差が肩に残った制限域の15度、らしい。

左腕は耳までも届かない。

ヴィオラは、第一ポジションの中指までは楽になり、まだ人差し指は意識してひっぱらないと危うい。

ぶら下がりはできないが、ドア枠に固定した鉄棒を両手でつかむことができるようになった。

棒を使ったリハビリも自分ではかなりうまくなったな、と思って、先日うちに来た人につい披露して見せたら、その人は、自分は棒体操のクラスに行ったことがあると言って、両手で棒を握って、背中から前から、くるくるとそれは優雅に回して見せた。

そういうのを見ると目が点になる。

その人は、すごく踊りが下手な人で、普段も優雅とは程遠い動きの人なのだ。

でも、

棒を持たせたら、

両肩が魔法のようにに動いてる。

ちょっとへこむ。

二年前の私にならできたんだろうか。


書くことは溜まっているが、そのうちゆっくりと。

大震災のせいで春にキャンセルした日本行きを明日敢行。

李先生、M先生には予約を入れた。

この2人なら確実に可動域を増やしてくれることが分かっているから。

「治りかけ」の時の施術は特に効果があるという話だったし。

ついでに、春に行こうと思っていた奇跡の治療者のところにも行くつもり。

もう痛くないので「痛みが消えるかどうか」というチェックはできないが、触られただけで可動域が増えたらまだ「奇跡」だと思える。ついでだから、耐糖能異常と近眼老眼についても「効く」かどうかきいてみたい。

でも、この種の治療は、前から対して信用していなかったが最近はもっと信用していない。わずかの期待すらしぼんでいる。

去年はともかく痛みがあったので、一応は何にでもすがってみたが、もう痛みはないし、利き腕がほぼ治っているから生活には困らない。困るのは楽器と踊りだけ。大金を払ってあやしげなところにいくモチヴェーションなど今や限りなく小さいが、パリで出あった知り合いが2回行ったというところなので怖くはないし、東京での滞在先から歩いて五分の同じ町内だからというのもある。

もちろん「代替医療」のレポートの仕上げという意味もある。

時間があれば「十字式」にももう一度行くかもしれない。


自分の症状で今でも不思議なのは、

今でも、疲れたりストレスフルになると、相変わらず両腕がシンメトリックにだるくなることだ。

肩でなく腕だ。

一晩寝ると消えるので、単に心身が疲れた時に、脳が勝手に、腕の痛みの記憶回路を開いてしまうとしかいいようがない。

あと、理由もないのに左手の親指が痛い。

これって、別の原因のリューマチかなんかだろうか。

思えば、右の拘縮の後、あれほど予防したのに左に移行したし、シンメトリーの痛みも続くし、私の神経のどこかが、あちこちに痛みを探すように変な「傾き」を持ったのだろうか。

そんなことをキネに話したら、

体質の差は大きい、と言われた。

Algodystrophie( 疼痛性ジストロフィー)は地中海沿岸の人に多く、その「体質」の人は、体のどこかをちょっとぶつけても、治るのに2年もかかる炎症をおこすし、肩をぶつければもちろん凍結肩にまっしぐらなのだそうだ。

Neurovegetatif (有痛性骨萎縮症 )というのも遺伝子に関係しているらしく、よく分からないが、痛そうだ。痛くて運動障害もありそうだ。

反対に、いくら腕や肩をぶつけても、骨や腱を損傷しても、それさえ治れば拘縮には至らずに治る人もいくらでもいるそうだ。

結局、落としどころは、体質、かい。

私の回復のし方はまったく「標準」で、「想定内」だとも言われた。

まあ、めったにない重症と言われるよりはいいが、そうあっさり言われると、あの

「五十肩はほうっておいてもいつかは治る」

というセオリーが耳の中でこだまする。

じゃ、全部で60回以上通ってきたリハビリでの苦労って・・・・


両肩同時の拘縮なら、片方だけリハビリして、マッサージも受けて、回復ぶりの差を実験できたかも、と言えば、そうでもない。

なぜなら、利き腕とそうでない腕はシンメトリーではないし、脳の運動野の場所もちがうからだ。


前にこのブログで取り上げたDSSが7月24日に死んだ。

「癌にかかっているというだけの理由で笑うのをやめなければならないとしたら、私はもう死んでるのと同じです」

と言って、いつも笑顔だったので、なんだか後半年くらいは持つんじゃないかと思っていたが、やはり末期だったらしい。

私は、事故や急病がなければ、多分、今から一年後には、完治した両腕と共に生きているだろう。

その時も、ストレスがかかると、相かわらず両腕が痛んでいるのだろうか。ストレスを痛みの形で外に逃がすためのガス抜きの脳が覚えた「五十肩幽霊痛」なのだろうか。


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